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ユーザー事例
会社合併の効果を最大化する為に・・・製造現場における購買ルールの標準化、購入コスト最適化を目的としたプロジェクトを実行

三協・立山ホールディングス株式会社様  STプロダクツ株式会社様  プロフィール PHOTO
設 立: 2003年12月1日 従業員数: 単体276名 (連結:10,154名)
資本金: 150億円 所 在 地: 富山県高岡市早川70番地
アルミ建材業界のリーディングカンパニー、三協アルミニウム工業様と 立山アルミニウム工業様の合併による三協立山アルミの設立(2006年)に先立ち、両社の生産機能を分社化した『生産統合会社』としてSTプロダクツ株式会社様が2004年にスタートされました。
STプロダクツ様では、両社が培ってきたアルミ製品における押出から加工・組立までの一貫した技術開発・生産技術を引き継ぎ、モノ作りのプロ集団として、より一層の生産性・品質向上を目指して活動されています。
今回は三協・立山ホールディングス・情報システム統括室様とSTプロダクツ・技術本部様が中心となって結成された「施設購買プロジェクト」様にお話を伺います。

プロジェクト開始前

12工場を保有するSTプロダクツ様では、工場運営に必要な工具類や機械部品・制御機器・潤滑油などの間接材物品を日々購入している。
プロジェクト実施前は、元々別々の会社だった事に起因して、工場毎で独自の購買手順が存在していた。故に取引先の選定基準や購買規定がバラバラであり、取引先数が約400社にも膨れ上がった結果、購入価格のバラツキが散見されるという課題を抱えていた。
一方で工場で購入している間接材は「購買結果の可視化」が非常に困難な領域であり、取引先集約や購買価格の統一といった課題解決への行動が容易ではない現実があった。早期に合併効果を最大化する事が最重要課題であったSTプロダクツ様では、「購買結果データを活かしたダイナミックな購買戦略」「公明正大な取引先評価」「購買プロセスの標準化」をキーワードに、購買改革を実行するプロジェクトをスタートさせた。


プロジェクトの開始

STプロダクツ技術本部・施設購買課様と三協・立山ホールディングス情報システム統括室様を中心に、購買コンサルティング会社である株式会社アジルアソシエイツ様とネットコクヨが加わる形でプロジェクトが結成され、まずは現状購買の分析からスタートした。 現状購買の分析をする事で、詳細課題を明確にし、品目毎の購買戦略を立案するフェーズである。
スタート当初は「各工場で蓄積されているデータにバラつきがあり、現状課題を把握する事自体がかなり困難であった」とシステム開発部・木下様は語る。
一方で、購買分析を行う上では、現場の購買実態についても把握する必要があり、データ整備と平行して各工場へのヒアリングや意見交換を進めて行く必要があった。
現場の協力無しには成功しないプロジェクトではあったが、施設購買課・橋本様を中心に、各工場の主要メンバーに定期的に情報を発信し、サプライヤ選定の基準について現場の意見を吸い上げるなど、一方的なやり方ではなく一緒に作り上げるという姿勢でプロジェクトが進められた。また、システム部門様が中心となって、全社ビジョンを前提とした「業務改革」という視点を常に意識し、粘り強く進めた事も、関係メンバー内に目的意識の伝播を促し、プロジェクトを成功へと導いていく要因となった。
購買プロセスの標準化と購買データ蓄積においては、システムの活用が有効であるが、今回の取り組みでは自社構築と外部システムの利用という選択肢が存在していた。
「これまでの経験から、構築、保守、メンテナンスのコスト・導入までのスピード・トレーニングや問い合わせ対応などを考慮し、外部システムを活用する方がROIが高いと判断した」とシステム企画部・金森様は語る。

購買改革の効果

施設(S)・集中(S)・購買(K)の頭文字を取り、「SSKシステム」として運用を開始した結果、購買状況の可視化が容易となり、前年度と比較した購買動向分析や購買が適正に行われているかの指標(KPI・・・key performance indicator)の設定が可能になった。また、競争環境の整備による購買支出11%の削減と、購買業務に関わる工数、戦略立案に関わる工数の大幅な削減にも繋がった。
「内部統制の観点からも、可視化→分析・評価→ソーシング→購買実行といった戦略的な購買サイクルを実行する事で、透明化された公正な取引が徹底されている」とシステム企画部・金森様は語る。

SSK導入後

今後

「まず現状の範囲においては、保全活動の内容を分析し、突発的な修繕による支出から、積極的投資による支出へ体質改善を行っていきたい。また、データの精度も稼動を重ねる毎に高まっていくので、より精緻な評価と戦略的なソーシングに活用していきたい。
現状範囲の他には、工事など役務案件の発注についても、購買が適正に行われているかを可視化できる仕掛けを管理してきたい。それらの基盤となるSSKシステムについては、今後もネットコクヨさんとディスカッションを重ね、共同開発的な位置付けでより効果が出せる仕組みへ 発展させていきたい。いずれにしてもこれで終わりという事ではなく、『これからが本番』という感じですね」と皆様に締めくくって頂きました。

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